学校の選び方|家から近い順に見る前に決める4つ
公開 / 学びの窓口 編集部
学校を調べ始めると、たいてい評判の話に飲み込まれます。けれど実際に選べる範囲を決めているのは、学校種と設置者と通学できる距離、そして自治体ごとの条件です。このサイトは全国 55,593校を同じ形で並べているので、学校種・設置者・通学の範囲・自治体の条件を順番に当てはめれば候補は絞れます。評判や進学実績は入っていないので、その手前までを決めるための記事です。
見る順番を決めてしまう
調べにくいのは、選べないものと選べるものが混ざっているからです。公立の小中学校は通学区域で決まるので選ぶ話ではありませんが、引っ越し先を決めるなら選べる話になります。順番を固定すると、どこまでが自分で決められる範囲かがはっきりします。
- 学校種を決める。同じ年齢でも通える先は1つではない
- 設置者を見る。国立・公立・私立で入り方も費用も違う
- 通学の範囲を見る。市区町村より細かく、実際に通える距離で考える
- 自治体の条件を見る。医療費の助成のように、住む場所で変わるものがある
学校種は13ある
文部科学省の「学校コード」一覧の学校種は13あり、そのまま持っています。いちばん多いのは小学校で 18,387校、中学校が 9,764校、高等学校が 4,903校です。幼稚園(7,944校)と幼保連携型認定こども園(7,958校)はほぼ同じ数あり、同じ年齢の子が通う先が2つの学校種に分かれています。
| 学校種 | どういう学校か | 校数 | 全国の在学者数 |
|---|---|---|---|
| 幼稚園 | 満3歳から小学校入学までの子どもが通う、学校教育法上の学校 | 7,944校 | 627,450人 |
| 幼保連携型認定こども園 | 幼稚園と保育所の両方の役割をもつ、認定こども園法上の学校 | 7,958校 | 881,892人 |
| 小学校 | 6年間の初等教育を行う学校 | 18,387校 | 5,654,461人 |
| 中学校 | 3年間の前期中等教育を行う学校 | 9,764校 | 3,060,031人 |
| 義務教育学校 | 小学校と中学校の9年間を一つの学校として行うもの(2016年度に制度化) | 296校 | 95,010人 |
| 高等学校 | 3年間の後期中等教育を行う学校 | 4,903校 | 3,156,909人 |
| 中等教育学校 | 中学校と高等学校の6年間を一つの学校として行うもの | 60校 | 35,185人 |
| 特別支援学校 | 障害のある子どもに、幼稚園から高等部までの教育を行う学校(旧・盲学校/聾学校/養護学校) | 1,204校 | 163,169人 |
| 大学 | 学部・大学院を置く高等教育機関 | 825校 | 3,000,542人 |
| 短期大学 | 2〜3年の課程を置く高等教育機関 | 292校 | 65,684人 |
| 高等専門学校 | 中学校卒業後の5年一貫で技術者を育てる高等教育機関 | 58校 | 56,249人 |
| 専修学校 | 職業や実生活に必要な能力を育てる学校(専門学校を含む) | 2,957校 | 633,870人 |
| 各種学校 | 学校教育に類する教育を行う学校(自動車教習所・予備校・外国人学校など) | 945校 | 113,042人 |
小学校と中学校を1つにした義務教育学校が 296校、中学校と高校を1つにした中等教育学校が 60校あります。数は少ないものの、あるかないかで6年間や9年間の組み立てが変わります。13の違いは 学校種13の違い にまとめました。
設置者で入り方が変わる
国立が 395校、公立が 35,459校、私立が 19,739校です。全体では公立が多いのですが、学校種ごとの偏りがまるで違います。幼稚園は私立が 71.9%、小学校は公立が 98.3%、高等専門学校は国立が 87.9% です。
「公立が基本で私立は選択」という言い方は、小学校と中学校には当てはまりますが、幼稚園・高校・大学には当てはまりません。詳しくは 国立・公立・私立の違い を見てください。
通学の範囲は市区町村では決まらない
このサイトは市区町村ごとに学校を並べていますが、通えるかどうかは市区町村の境目では決まりません。座標が付いているのが 53,963校(97.1%)あるので、隣の市の学校のほうが近いことも見えます。分校が 645校あるのも、通学の距離が理由で置かれているものです。
自治体の条件は住む場所で変わる
子どもの医療費の助成は市区町村ごとに決まっていて、1,891市区町村ぶんを載せています。通院の対象年齢は 18歳年度末までが 1,682、15歳年度末までが 189 です。所得の制限があるのが 67、一部の自己負担があるのが 531 で、同じ「18歳まで無料」に見えても中身が違います。
学校を選ぶ話に医療費が出てくるのは、引っ越し先を決めるときに同時に効くからです。読み方は 自治体で変わる子育ての条件 にまとめました。
このサイトで分かること、分からないこと
| 調べたいこと | このサイト |
|---|---|
| どの街に何校あるか | 分かる(1,892市区町村ぶん) |
| 学校種・設置者・本校か分校か・住所 | 分かる(「学校コード」一覧のもの) |
| 座標(地図で近さを見る) | 分かる(97.1%) |
| 子どもの医療費の助成 | 分かる(1,891市区町村ぶん) |
| 大学・短大の学生数 | 一部だけ(133校) |
| 大学の志願倍率 | 一部だけ(国公立の 175校) |
| 児童生徒数(学校ごと) | 扱っていない(公表されていない) |
| 電話番号・URL | 扱っていない(列そのものが無い) |
| 偏差値・進学実績・評判 | 扱っていない |
| 通学区域(学区の線) | 扱っていない。自治体の案内へ |
児童生徒数を学校ごとに出せないのは、そういう公表がされていないためです。都道府県ごとの合計は学校基本調査にあり、全国では 17,543,494人(2026年度)です。学校ごとの数を都道府県の合計から割り出すことはしていません。いま入っている版は 20260825、配信元を最後に見たのは 2026-09-01 です。
よくある質問
通学区域(学区)はどこで調べられますか
このサイトには入っていません。通学区域は市区町村が決めていて、同じ市の中でも住所の番地単位で分かれます。住んでいる(住む予定の)市区町村の案内で確かめてください。
廃校になった学校も出てきますか
出てきません。現存する学校だけを載せています。文部科学省には廃止された学校のファイルもありますが、現存と混ぜると校数が実際より多くなるので入れていません。
私立の学校の学費は分かりますか
分かりません。学費はもとのデータに入っていないので、各学校の案内で確かめてください。推測して書くことはしていません。
保育所は載っていますか
幼保連携型認定こども園(7,958校)は学校教育法上の学校なので載っていますが、保育所は学校ではないので入っていません。保育所を含めた一覧は別のデータが要ります。
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この記事のもとにしたもの
- 文部科学省「学校コード」(学校コード一覧)
https://www.mext.go.jp/b_menu/other/gakkou-code/index.htm - 国土交通省「国土数値情報 学校データ」(座標。CC BY 4.0)
https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/ - 文部科学省「学校基本調査」(都道府県ごとの在学者数)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001011528 - こども家庭庁「こどもに係る医療費の助成についての調査」
https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou-iryou - 総務省統計局「令和2年国勢調査 小地域集計」(市区町村の人口)
https://www.e-stat.go.jp/gis
数字は表示するたびに掲載データを数え直しています。 入っている版と欠け方は 出典と作り方 にまとめています。