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大学の選び方と、学生数が分かる大学が限られる理由

公開 / 最終更新 / 学びの窓口 編集部

大学は 825校、短期大学が 292校、高等専門学校が 58校あります。規模を数字で比べたくなりますが、学生数が分かるのは 133校だけです。理由はもとのデータの作りにあります。何が比べられて何が比べられないかを先に書きます。

設置者は私立が多い

大学 825校の設置者は、国立 85校、公立 104校、私立 636校です。短期大学は 292校のうち 私立が 278校で、国立は 0校です。いっぽう高等専門学校は国立が 51校で、成り立ちがまるで違います。

全国の在学者数は、大学が 3,000,542人、短期大学が 65,684人、高等専門学校が 56,249人(2026年度)です。短大は校数のわりに在学者が少なく、1校あたりの規模が大学とは別物であることが数字に出ます。

学生数が出るのは参加している国公立だけ

学生数と教職員数は、大学ポートレート(大学改革支援・学位授与機構)から採っています。そこに載るのは、参加している国公立の大学・短期大学だけです。いま 133校ぶんが入っていて、学生 655,439人、本務教員 69,304人、本務職員 101,443人(2025年度)です。内訳は大学が 132校、短期大学が 1校で、私立は1校もありません。

私立が0校なのは、規模が小さいからではありません。私学版の大学ポートレートには、まとめて受け取る口が用意されていないためです。そのため大学ごとのページでは、学生数が無い理由(私立である/参加していない)を書き分けています。大学と短期大学のあわせて 984校ぶんを推し量って埋めることはしていません。
票には「計」という欄がありますが、そこには科目等履修生・聴講生・研究生が入っています。このサイトの「学生数」は正規の在学生だけで、科目等履修生などは別の行に分けて出しています。同じ「学生数」という言葉で違うものを数えると、大学どうしを比べたときに差が出ます。

このサービスは、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が運用する大学ポートレートのWeb-API機能を使用していますが、このサービスは京谷商会の責に帰するものです。

偏差値は載せていません。かわりに志願倍率があります

入りやすさを調べようとすると、まず偏差値が出てきます。このサイトでは扱っていません。偏差値は公的な統計にありません。予備校がそれぞれの模試の受験者の中で出している数字で、出すところによって値が違い、作り方も公表されていません。確かめられないものは載せない、という決めごとにしています。

かわりに置いているのが志願倍率です。何人が何席を取り合ったかという事実で、文部科学省が毎年2月に公表しています。いま 4年度ぶんが入っていて、最新の令和8年度は 175校、募集人員 97,399人に対して志願者 419,258人でした。倍率は文部科学省が刷っている値をそのまま出しています(こちらで割り直していません)。

国立・公立の大学だけです。私立大学は各大学が個別に出願を受けるため、全国をまとめた公表がありません。短期大学も同じ理由で載っていません。私立大学のページには、空欄ではなく「出せません」と理由を出しています。いま入っている版は nyushi-R08-20260218 です。

学部・日程まで割れているので、同じ大学の中でどこが混んだのかも見られます。令和8年度は 1,094行あり、前期・後期・中期(中期は公立だけ)を分けて出しています。並びは文部科学省の資料のままです。その大学が決めている学部の順に意味があるので、名前で並べ替えていません。なお令和7年度だけは、その年度の PDF が表を図形として描いており文字として読み取れないため、学部ごとの内訳が入っていません(大学ごとの合計は同じ PDF の別の表から読めるので入っています)。

表にある「2段階選抜の予告」は、志願者がその倍率を超えたときに共通テストの成績で先に絞ると各大学が予告している値です。実施されたかどうかではありません。また「前年」は文部科学省が並べている前の年度の値で、こちらで前の年の行から計算したものではありません。

場所から探す意味

大学は都道府県ごとの偏りが大きく、市区町村まで見ると1校も無い自治体が多くあります。座標が付いているのが 807校あるので、隣の県のほうが近いという場合も分かります。下宿するか通うかで住む場所の考え方が変わるので、場所は最初に見ておくほうがよい軸です。

キャンパスが複数ある大学は、学校コードでは1校として1行しか持っていません。こちらが結合している座標も1校に1つだけなので、別のキャンパスがどこにあるかは、このサイトでは分かりません。学部・学科の一覧ももとのデータに無いので、どの学部がどこにあるかは各大学の案内で確かめてください。

このサイトで比べられないもの

調べたいことこのサイト
校数(学校種・設置者・地域ごと)分かる
全国の在学者数(学校種ごと)分かる(2026年度)
学生数・教職員数(大学ごと)一部だけ(133校。国公立の参加校)
学部・学科の一覧扱っていない(もとのデータに無い)
志願倍率(募集人員と志願者数)分かる(国公立の 175校。私立は公表が無い)
偏差値扱っていない(公的な統計に無い)
学費・奨学金扱っていない(もとのデータに無い)
就職の実績扱っていない

学部・学科が入っていないので、「この学科がある大学」を探す使い方はできません。できるのは、地域と設置者で候補を並べて、そこから各大学の案内へ進むという使い方です。

よくある質問

大学院だけの大学も載っていますか

学校コードに大学として載っているものは載せています(825校)。大学院だけを置く大学も大学なので入っています。学部があるかどうかはもとのデータから分からないので、各大学の案内で確かめてください。

学生数が0人と出ている大学がありますか

出していません。資料に無い大学は「出せません」と理由を書いて空欄にしています。0人と空欄を同じ見た目にすると、学生が居ない大学に見えます。

短大と高専はどちらが高校に近いですか

高等専門学校です(58校)。中学校卒業後に入る5年一貫なので、進路の分かれ目は高校と同じ時期です。短期大学(292校)は高校卒業後に入ります。このサイトが大学・短大・高専を束ねていないのは、この違いが消えるからです。

あわせて読む

この記事のもとにしたもの

  1. 文部科学省「学校コード」(学校コード一覧)
    https://www.mext.go.jp/b_menu/other/gakkou-code/index.htm
  2. 大学ポートレート Web-API(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構)
    https://api-portal.portraits.niad.ac.jp/
  3. 文部科学省「国公立大学入学者選抜の確定志願状況」
    https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1346791.htm
  4. 文部科学省「学校基本調査」(都道府県ごとの在学者数)
    https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001011528
  5. 国土交通省「国土数値情報 学校データ」(座標。CC BY 4.0)
    https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/

数字は表示するたびに掲載データを数え直しています。 入っている版と欠け方は 出典と作り方 にまとめています。